正夢、逆夢という言葉を聞いたことはあるでしょう。
正夢は、夢で見たことがそのまま現実になることです。
逆夢は、夢で見たことと反対のことが起こることです。
これらの夢は予知夢のように思われていますが、決してそういうものではありません。
例えばテストで100点を取る夢を見て、実際に100点だったとき、これは正夢です。
しかし『夢が当たった!!』というわけではなく、必死に勉強して100点を取りたいと強く思っていた願望が夢に表れたのです。
逆に夢では0点だったけれど、実際は100点だった、というのは逆夢です。
この場合は『0点を取りたくない』という強い不安が、夢に出てきたのです。
つまり、どちらも予知的なものではなく、願望や不安が夢に出たということです。
現実的に起こり得るような夢は、そのようにわかりやすい夢が多くあるのです。
ですから、このような夢を夢占いで調べてもあまり意味はありません。
願望や不安に起因しているのですから、そこに暗示的なものはないからです。
意外と正夢や逆夢というのは見やすい夢なのです。
『初めて来たところだけれど、この光景、夢で見た気がする』ということはありませんか?
これをデジャヴと言います。
実際に夢の中で見た光景だとしたら予知夢ですが、そうではないことの方が圧倒的に多いです。
既視感と言って、見たことのあるような光景に出合うことはたまにあります。
実際には夢で見ていたのではなく、似たような景色を実際に見たりテレビで見たりしていたことの記憶が曖昧になって起こることだそうです。
ですから、そのデジャヴを夢占いで占っても意味がありません。
実際にはそんな夢見ていないのですから。