虚宿(きょしゅく)という宿曜のもとに生まれた人は、孤独を愛する芸術肌な人です。
プライドが高く、感受性がとても強いために、対人関係において孤立しがちですが、虚宿の人はむしろ一人でいることに安らぎを感じることが多いので、それもほとんど苦になりません。
心はいつも夢と希望で溢れていますが、それがあまり現実的なものではないので、行動がなかなか伴わないのが虚宿の人の特徴でもあります。
根っからの芸術肌で、一人でその豊かな感性を創作などに当てている時間を最も至福とします。
しかし、自分を慕ってくれるような人に対しては例外です。
周囲にいる自分の大切な人には、普段はなかなか見せることのない面倒見のよさを発揮することもあります。
人生の波は相当荒いのですが、その原因も虚宿の人の極端な性格が招いていることが多いです。
人に頭を下げるのが大嫌いで、例え自分が悪いという自覚があったとしても素直に謝ることができません。
そのため、周囲に誤解を招いてしまうこともしばしばありますが、そんな時は違う形でも良いので何かしらの気持ちを表すようにしてみましょう。
恋愛面では実に真面目で、友情の延長線上に恋愛があるといったような関係になりやすいのが特徴です。
虚宿の人の内面に丸みが出始めるころ、中年期から壮年期にかけての結婚がよさそうです。
仕事面では、人に使われることが基本的に嫌いなので、自分から行動を起こして一人でできる職を手につけると良いかもしれません。
あなたが納得して働くことのできる職場、というところがポイントとなります。