底宿(ていしゅく)という宿曜のもとに生まれた人は、合理的であり、なおかつ非常にさっぱりとした性格の持ち主です。
27宿中では、この低宿という宿曜は別名「やくざ星」といわれ、男女共に竹を割ったような一本気な性格をしているというところが特徴です。
向上心も高く、常に前向きに生きていくので、精神的な成長も早いことでしょう。
女性であれば、料亭の女将さんのような快活な印象を与えるような人となります。
男性は口が達者で、いくつになっても小学生のような元気さを放つ可愛らしい人といった感じです。
下町で生きる人たちのような気風のよい性格をしており、人とのつながりを大切にするのが底宿の人ですが、実は計算高いところもあって、なおかつ負けず嫌いで勝気です。
欲しいものはどのような手段を使ってでも手に入れたいという気持ちが強いので、そのせいで集団の和を乱してしまうようなこともあるようです。
しかし、底宿の人のいいところは、何事もあとにはほとんど引きずらない、あっさりとした性格です。
周囲の人も底宿の人のペースに巻き込まれつつ、それでも憎むようなことは滅多にありません。
怒ったかと思ったらすぐに笑う、天気のようなその表情が結果的に周囲の好感を得てしまうという、なんとも得な人なのです。
底宿の人は、どうしても恋愛より仕事を優先してしまいがち。
適職としては、専門的な分野でその才能を発揮することができるでしょう。
「流行」に関係する仕事につくと良いかもしれません。