占星術はギリシャ哲学と結びついて確立されましたが、その後、キリスト教によってヨーロッパから排除され、インドや中東で独自の発展を続けましたが、再び表舞台に登場するまで1000年が経過しています。
12世紀ルネッサンスで隆盛を極めた占星術は天文学や物理学の進歩によって、17世紀になると再び学問的分野から姿を消します。
それから400年余り。
現在の占星術は17世紀に科学から乖離した時の状態とあまり変わっていません。
だからといって天文学が格段に進歩したわけでもありません。
前述したようにビッグバン以前の宇宙は解明されていませんし、膨張する宇宙の外側がどうなっているのかも分かっていません(宇宙がいくつも存在する紐理論やバブル理論といった多元宇宙理論もありますが物理的確証は得られていないのが現状です)。
太陽系外に目を向けるとブラックホールが横切れば光が屈折、恒星は寿命を迎えると超新星になるなど、解明不可能、予測不可能な動きがいくつもあり、さらに今後も発見されるでしょう。
それらの天体の動きが体系付けられるようになった時、新しい占星術が生まれる可能性は十分にあるのです。
第一期の1000年という幽閉期間を考えれば、まだ600年も残っています。
その間に生まれるかもしれない占星術が、どのような体系になっているのかと考えるだけで気持ちが踊ってきませんか?
生きているうちにそれが見られるように、と星に願いをかけて。