古代、さまざまな占いが世界各地で生まれました。
中国では八卦が生まれ、風水に発展し、日本に渡来してからは陰陽道に変化、戸籍が制度化されば名前による運勢占いが始まり、なぜか日本では4種類しかない血液型で性格から行動体系まで決めつけるような占いもあります。
手相や面相はインドが起源で、アフリカに行けば動物の骨を頭上に放り投げ、落ちた形から運勢を占うシャーマンの地位が高く、ネイティブアメリカンの呪術師は万物の精霊が導く声を聞くことができます。
これらの初期の占い、個人のラッキーカラーや恋人に出会える確率を予言するものではなく、もっと大切なこと。
豊作になるために農作物の種を撒く日を決めたり、首長を決めるための判別を行ったり、戦争をする決断に用いられたり、とにかく国家的命運を左右するための重要な判別材料だったのです(今でもアメリカ辺り、重要な政策を占星術に頼っているような気がしますが、あくまで気がするだけです)。
それらのひとつに占星術があったわけですね。
ただし、現存する資料を見る限り、占星術の起源は他のどの占いよりも古いとされています。
歴史を紐解くと、その起源は今から約4,000年前、古代バビロニアまで遡ります。