黄道12星座、最後は魚座、双魚宮の神話です。
日本の星座名は単体ですが、サイン名は対になっていることに注目ですね。
ギリシャ神話における美の象徴といえばアフロディーテ。
愛の象徴といえばエロス。
エロスは本来、カオスやガイアなどと同じ原始の神でしたが、その後、アフロディーテの息子として登場するようになりました。
アフロディーテとエロス、とても仲が良く手をつなぐほどで、神々が集まった大宴会の時に怪物デュポンが表れた時も手をつないだまま逃げようとしました。
デュポンから逃げ惑う際、神々は動物に化けますが(磨羯宮のアイギパーンはこの時、パニクって下半身しか魚に化けられず、後に失笑を買っています)、アフロディーテとエロスは魚に化け、川に逃げようとします。
魚になると手をつなぐことができないので、お互いの身体をリボンで結びつけました。
美と愛の象徴はこうして離れることなくいつまでも一緒にいることができたので、ゼウスはそれを讃えて星座にしたといいます。
双魚とはアフロディーテとエロスのことなのです。
以上で星座の由来となったギリシャ神話は終わり。
ずいぶんと端折っているところもあるので、興味を持たれた人は自分の星座に関する神話、もう少し詳しく調べてみると意外に面白いエピソードを発見できることでしょう。