プトレマイオスの時代より長く、黄道12星座による占星術は天文学という科学の分野に属し、さまざまな影響を与え、それはそれで面白いエピソードなのですが、紹介は別の機会にして現在の占星術を少し解説してみましょう。
12の星座だけで人の性格や運命が分かるのって単一的で理論的にもおかしいでしょ?とは誰でも思うこと。
これだけでは血液型で性格判断するのと一緒ですね。
占星術は黄道12宮(これを占星術ではサインといいます)に分け、続いてサインを男女の性別で2分割します。
さらに活動、不動、変化という行動形態の三様相に分け、これに火、土、風、水の四元素を当てはめます。
たとえば牡羊座の白羊宮ならば、性別は男性、三様相は活動、四元素は火、となるわけですね。
サインに対する区分、中国で発達した陰陽道によく似ています。
陰陽道の基本はすべてが陰と陽に分けられますが、これが占星術では性別の女性と男性に相当し、陰陽道の5要素から金を抜くと占星術の4元素となり、金がない代わりに三様相が占星術にあります。
やっぱり占いの発想は根本の部分で一緒なのでしょうか?
さて、サインに対する3つの区分を見ると、かなり白羊宮が具体化してきますが、それでも牡羊座の人はみんな同じになるじゃないか、と言いたい気持ち、分かります。
でも、もう少し詳しく説明すれば白羊宮の人でもいろいろいるんだね、と理解できるので続きを読んでくださいね。