星占い、心底信じているわけではないけれど、毎朝のバラエティ情報番組で、その時間だけはさりげなく、けれどしっかり見ている人、けっこういます。
当たり障りのないこと言っちゃって、なんて思いつつも自分の星座がその日、すべての星座の中でもっとも幸運な日だったりすると、つい1日を期待しちゃうこともあるでしょう。
これ、四柱推命とか八卦とか陰陽道とか、他の占いでも心理的には同じなのですが、そこはやはりロマンチックで神秘的な星占いの方が女性心をくすぐるわけですね。
でも、ただ言われたことを鵜呑みにするって、それこそ星占いが今よりもずっと昔、星占いが国家の大切な決め事に決定権を握っていたような時代とあまり変わらない心理じゃありませんか?
たまには、なぜ星占いができて今に至ったのか、なんて話を少しでも聞いてみると、「ふーん」と言いつつ、ちょっと気にすれば行動に違いが出てくるかもしれません。
星占いの歴史を紐解けば、そこには数多の学者や哲学者が登場してきます。
夜空に輝く星々はそれくらい理知的な好奇心を刺激する存在だったワケですね。
もちろん、その理知的興味は今も失われていません。
たまたま、他の分野と同じように科学、天文学として分離しただけのことです。