星占い、女性が関係するメディアにおいて、相変わらず絶対的な人気を誇っています。
雑誌の巻末でわずか1ページ前後、朝のバラエティ番組では1~2分、それぞれの星座の運勢を紹介する量となれば、ページや時間の1/12しかないのに、それでも雑誌やTVで絶えることなく続いています。
まあ、そんな程度の星占いを見て信じる人は少ないでしょうけれど、なぜかバッグを選ぶ時に本日のラッキカラーが入っているデザインを選んでみたり。
会社に行ったら、自分と同じ星座の人が同じラッキカラーの入ったバッグを持っていたり。
全面的に信じてしまうわけではないけれど、しかし深く静かに心の中へ侵入してくる、まるで海の中の潜水艦みたいな存在感を持つのが占星術。
占いは確かに女性の必須アイテムであることは分かりますが、女性向け雑誌やバラエティ番組で「本日のアメリカンネイティブ・シャーマン占い」とか「亀甲獣骨占いが導く今日の貴方の運勢」なんて類は見たこともありません。
なぜ、それほどまでに占星術は女性の気持ちを捉えるのでしょうか?
それはとても簡単な理由。
夜空に輝く星がロマンチックで神秘的だから、なのです。
いえ、けっして笑い事ではありません。
なにしろ占星術、古代の科学者や哲学者たちが星を魅入ったことから始まったくらいなのですから。