牽牛星(けんぎゅうせい)の特徴

牽牛星(けんぎゅうせい)とは、金性の陰の質をもった星です。

算命学の星の算出法

同じ金性でも陽の質をもつ「車騎星(しゃきせい)」は、単独の攻撃本能を持つ星であるのに対して、この牽牛星は、集団の攻撃本能を持っています。

集団の攻撃、とはどのようなことかといいますと、集団で組織を前進させていく、といった、名声や権力の世界で役に立つ能力を持っているということです。

この牽牛星を持つ人は、団体で物事を進めていくことが得意なんです。

名声や名誉に恵まれることの多い牽牛星。

牽牛星の本質は「プライド」で成り立っています。

それは表面を取り繕うプライドとは別なもので、いうなれば「自己に対する自尊心」のことです。

牽牛星は自分の理想の姿に向かって一直線に進んでいくことのできる人。

そのために、集団を大きく率いていくことのできる人でもあります。

頭の回転が速く、交渉ごとも得意で、そうした点は木性の陰の星「石門星(せきもんせい)」と似ています。

ですが、石門星は社交性の高さが目立つのに対して、牽牛星はやはり自尊心の高さが価値観の根底に宿っています。

「自分はこれだけできる」

「自分ならこれくらいできなくちゃ」

どこか女性的な柔らかさをもつ牽牛星は、柔軟でしたたかな心を持ちつつも、強く主張しない「負けず嫌い」な気持ちで動いています。

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