丙午は、火性の陽干である「丙(ひのえ)」と、真夏の干支である「午(うま)」が一つになって成立している干支です。
干支番号は43番、「午」は「丙」と同じ性質の、火性の十二支でもあります。
真夏の太陽。灼熱の炎のような人。
皆さんも、「丙午」という干支に関する迷信はご存知であると思います。
丙午の年の出生率は、例年に比べて非常に低くなるのです。
それは何故か?
丙午の人はパワーが強すぎて、女性であれば特に「夫を剋す」といわれるからです。
しかし、それはちょっと迷信が過ぎるというか・・・丙午の人に対して失礼な迷信であるともいえますね。
道具も、お金も、人の心も、全て使いようによっては良くもなり、悪くもなります。
丙午の人は、確かに強いです。
生まれ持った心が強すぎる⇒めげにくいため、早いうちから苦労しないと学びにくい。
ですので、幼少期からの環境が丙午の人の人生を大きく左右することとなります。
最初から恵まれた環境に心が染まれば、楽をするということを覚えて、そこからなかなか抜け出せなくなり、大人になってから更に苦労することになるといわれます。
しかし、逆に小さな頃から逆境に立たされ、目の前にどうしても選ばなくてはならない選択肢が並べられているというような環境を生き抜いてきているなら、社会に出ても自己を上手に変化させ、目標達成に向けて力強く生きていくことが出来るのです。
身近なものでわかりやすく例えると、「お金」ですね。
例えば、私が若い頃から簡単にお金を手に入れられるような環境にいたならば、もっとダメ人間になっていたかもしれない、と思うことがあります(笑)
というのも、必要な分だけの金銭を、どのように得ていくか、その中でいか楽しむか、というのが今の私の楽しい生き方なのですね。
しかし、そうして真面目に考える手間が省けてしまったら、きっともっと生意気を言いながら親を不幸にしていたことでしょう。
算命学を思うとき、上記の例えは、丙午の人の人生にも当てはまることかなぁって感じるようになりました。
もちろん一概に全てがそれだけ、ということではありませんが、苦労をする⇒真剣に考える、ということが特に必要な干支なのかと。
しかし、精神的に病むというのは、ここでいう「苦労」ではありません。
もっともっと、「人生の流れの部分」といいますか、自分と環境との向き合い方が大切ですよ、ということですね。
カリスマ性は高い干支ですから、存在自体は目立つでしょう。
自分の目的のために変化していくことが出来れば、丙午のあなたには、歴史に名を残すほどの偉業を成し遂げる可能性が生まれるのです。