丙子は、火性の陽干「丙(ひのえ)」と「子(ね)」という十二支が組み合わさって成立している干支です。
干支番号は13番、真冬の海の上に輝く太陽をイメージしてみてください。
太陽は暖かい恵みを地上へと送ってくれるのに、その下は凍りついた海です。
アンバランスですよね?
その性質が、丙子生まれの人の性格に相反する二つの性格を生み出します。
一つは、まさに太陽のような、陽気で奔放な部分。
そしてもう一つは、ドライで至って冷静な部分。
更にこの二つの性質は、一つの器に入ることで「神経質な心理」を作り出します。
「繊細、かつ大胆」
丙子の生まれの人は、まさにこのような言葉にピッタリな、どこかミステリアスな性格を持つ人となります。
また、このような解釈もあります。
「丙」は太陽、人の力ではコントロールすることが難しい、極めて大きな炎です。
しかし、その下にあるのは「子」という大きな海。
広大な海もまた、私たちの人知を超えたところにある存在です。
丙子という干支は、丙の性質が、大きな水性である「子」の性質に程よく抑えられている状態を意味します。
そのことで、丙子生まれの人は容姿端麗であったり、頭脳明晰な人や、特殊な才能を与えられているという場合が多く、一種、特殊な干支であるとも言えます。
神経質な性質は無から有を生み出し、大胆な行動力となって丙子の人の才能を開花させていきます。
「変化と分離」
固定観念やこれまでの自分のあり方にとらわれずに、常に前だけを見据えて様々な変身を遂げていく人なのです。
丙子の人自身も、イケメンであったり美人であったりするのですが、恋人や配偶者に対する理想は他の干支と比べても非常に高いです。
これは相手の能力的な面もチェック項目になりますが、まず一番大事なのが「見た目のカッコよさ」ですね。
もちろん性格が悪いということではありませんよ(笑)
自分と同じく、常にキレイを目指しているような人、共感できる人がいいのです。
ですので、「結婚したら家ではダラダラ」とか「化粧は外に出るときだけ」というお相手を選んでしまうと、後に両者の理想のギャップが出やすいかもしれません。
丙子の人との結婚を考えられている・もしくはご自身が丙子生まれであれば、その点にはちょっと気をつけてお付き合いをされるとよいでしょう。
丙子の人は、氷のようなわがままさと、さわやかで暖かい優しさが一つの器に収まったような、不思議な魅力を持ち合わせているのです。