乙亥は、「乙(きのと)」という木性の陽干と、「亥(い)※いのししを指します」が合わさって出来ている干支です。
干支番号は12番、甲戌と同様「日座中殺」と呼ばれる特殊な干支です。
日座中殺に関しては甲戌の項でも軽く説明しましたが、悪い意味合いを持つものではありません。
ただ、平均的な生き方をするのが難しい、人並みにあわせた家庭を持つのが難しいといったような、「不完全さ」をもつ干支です。
しかし、これはあなたの可能性を潰してしまうような特性ではありません。
特に恋愛や結婚ですが、人と人との相性というのは、星の数よりも多く存在します。
その中で全てのケースが、占いで言われた、もしくは書いている通りに感じるわけではありませんし、また、その短い文章を鵜呑みにすることであなたが結果的に損をすることもあるでしょう。
ですので、算命学にしてもそうですが、占いというのはよく選んで・よく考えて取り入れるということが大切です。
また、特殊な宿命同士の結婚や、籍を入れない同居生活など、別の形でお互いを支えあうことで特殊性を緩和することという方法もありますので、どうぞ安心してくださいね。
乙亥の人も甲戌のひとも、国際的な結婚(古い常識からみた特殊な結婚の形)も向いています。
しかし、特徴のある運勢とは裏腹に、乙亥の人はとても家庭的で夫想いの人が多いです。
ですので、あなたを受け入れて、全て包み込んでくれるような人に出会うことが出来れば、お互いに想い、想われ、幸せな関係を築いていくことが出来ます。
仕事面では、何か新しいことを始めるのは得意です。
企画・アイディア・発案など、様々なことにチャレンジして欲しい干支です。
しかし甲戌と同様、結果にまとまりがない状態になりやすいので、いつも自分は「無」の境地でいる必要があります。
「最初から失敗することがわかっているなら、何も始めたくな~い!」
そんな風に思わないで下さいね。
あなたのお人柄を豊かにしてくれる、大切な要素です。
色々なことにチャレンジしていくうちに、どんな人にもない、あなただけの豊かな感性が
備わってくることは間違いありません。
ちなみに、著者が出会ってきた「日座の人」たちも、皆必ずといっていいほど多才な方々でした。
私では、あの方々のような「繊細な洞察力から導き出されたアイディア」は出せませんでしたね。
あなたの可能性を最大限に広げ続けていけば、人々の記憶に強く残るような、類稀なる才人になることが出来ますよ。