壬申は、水性の陽干「壬(みずのえ)」と、「申(さる)」という十二支が一つになって成立している干支です。
干支番号は9番、壬は、大きな海を表します。
申は金性の十二支であり、秋の季節を表します。
秋の大海、キレイに澄んで人々を魅了します。
冷たい感じの知性的・理性的な美形が多いのが壬申生まれの人の特徴です。
年をとっても肌は瑞々しく、キレの長い目には、若い頃から変わることのない、研ぎ澄まされた美しさが保たれています。
大きな海は、多くの河川から時間をかけて水を受け入れていきます。
というわけで壬申の人は、年とともに安定した思考状態を形成していくことになります。
知識欲・研究欲ともに盛んな人が多く、知的美人の干支の代表格であるということがいえます。
また、海は計り知れない深さを持っていて、たとえ表面が穏やかでも荒れていても、その中には常に「静」が保たれています。
ですので、「何を考えているのかわからない」といったような、つかみどころのない印象を周囲に与えることもあります。
しかし、高い能力とは裏腹に強い自己主張はしませんが、洞察力・意志力を裏付けるしっかりとした基盤を持っているため、職どのような場面においても自然と目立つ存在へとなっていきます。
問題を解決するのも上手な行動派です。
古くからの既存の体制を壊し、新たな風を吹かせることの出来る才能も兼ね備えています。
愛情面では、深い海のごとく相手を包み込むような包容力があります。
しかし好きになったら疑うことなく毎回全力で尽くすので、相手を間違えて騙されたり・・・というようなことが起こりやすい人でもあります。
必然的に恋する回数が多くなるのは、やはりそれだけ壬申の人が魅力的で愛情深いというせいでしょう。
しかし、しっかり相性の合った人と巡り合うことが出来れば、浮気することなく一筋に相手を大切にしていきますので、頼もしい恋人・夫婦になれること間違いなしです。
無意識に相手を引き寄せる天性の社交センスを持っていて、本人の意思とは関係なく、どんな人にも愛されます。
しかしそれに反して、壬申の人の方は好き嫌いの激しさを持ち合わせています。
気に入らないことがあるとズバっと相手にかかっていってしまうようなところもありますから、そんな時には一歩引いて自分を見つめて、ちょっと大人になることが出来たら・・・。
壬申の人の魅力はもっともっと豊かなものになるでしょう。