満月の夜、どうやら人間や動物になんらかの影響があるのかもしれません。
統計や事実として残っている以上、因果関係がないとは一概に否定できないでしょう。
とくに女性の場合、月経と月相のサイクルがシンクロしており、男性では分からない神秘的要素を直感的に理解している可能性があります。
だから最近、話題の月の光を浴びて美人になる!といった類の話にもすんなりと入っていけるのでしょうね。
たとえば、満月の光を浴びると脳内の成長ホルモンであるセルトニンが活性して前向きで明るい気持ちになれ、髪や肌に潤いをもたらすということが科学的に立証されています。
なんて言われると、そうなんだ、満月の時の月光浴っていいんだ、なんて感心しちゃう人もいるでしょう。
セルトニン、おそらくセロトニンのことですが、成長ホルモンではなく脳内神経伝達物質で、必須アミノ酸であるトリプトファンから生成されます。
またドーパミンやアドレナリンを抑制する働きがあるので前向きな気持ちというよりも落ち着いた気持ちになることの方が主となります。
もちろんセロトニンと髪や肌の関連性はまったくありません。
と書いても、実際に月光浴を行って私、前向きになっちゃった、とか、美人になっちゃった、って人が現れ、プラシーボ効果のごとく前向きになれたり肌がきれいになったりするから世の中、分からないものです。
でも月光浴、確かに気持ちを和ませるものがあるのでしょう。
日本だけでなくアジア一般に、月見の風習があるのですから。