満月は犬にも大きな影響を与えている

月相による光、とくに満月は人間だけでなく犬にも大きな影響を与えているようです。

場所はアウトドアライフが盛んで自然の環境をとても大切にしている国、ニュージーランド。

ニュージーランドは日本の本州程度の国土しかありませんが、人口も少なく約430万人程度しか住んでおらず、人よりも羊の方が確実に多い国なので、オークランドやクライストチャーチでも少し郊外に出れば広々とした敷地の家に住むことができます。

広々とした敷地があれば当然、犬を野放しで飼いたくなりますが、ニュージーランドのペットショップに置かれているカレンダーの多くに月相が表記されています。

満月になると犬たちの行動に落ち着きがなくなり、ペットや羊飼い犬がやたらと吠え、獣医や犬のボランティアが忙しくなるという理由、そして犬専用の虫下しには満月の前4日目から薬を与え、以後、1週間薬を与え続けること、という注意書きがあることもその理由です。

虫下しを作るニュージーランドの会社によると、犬の中に寄生している虫は満月になると薬が届かない臓器からも腸内へ活発に出てくるので薬の効果が高まるから、というのが満月の4日前に与える理由だそうです。

日本のペットショップではそういった類の話は聞いたことがありません。

やはりマオリ(ニュージーランドの先住民族)の国、犬や自然に対する考え方も日本とはずいぶん違いますね。

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