闇夜を照らす月相と女性の月経がなぜか28日前後の周期でシンクロしているという話、仮説の続きです。
食物を獲ってくるのは男の仕事。
つまり満月の夜こそ狩猟のチャンスなので男たちはこぞって狩猟に出かけます。
逆に夜の闇が真っ暗になる新月は夜行性の捕食動物から女性や子供を守らなければなりませんから居住区に滞在します。
もうお分かりですね。
男たちが居住区にいる新月に生殖活動を行い、男たちが狩猟に出かけて居住区にいない満月に生理が来れば生殖に最適なサイクルが生まれるのです。
つまり女性の身体が28日前後の月経周期を生み出したのではなく、月相の明かりに女性の身体が適合したのです。
もちろん、これは仮説。
でも人間の身体は環境によって遺伝子が異なってくることは常識です。
欧米人の鼻が高いのはアングロサクソンが寒いところで暮らしていたため、空気の量を多く吸い込んで燃焼させる酸素量を増やすことが目的で、目が緑や青は日光が弱いので紫外線を取り込むメラニン色素をアジア人ほど必要としなかったからです。
新人類が子孫繁栄のために月経を月相とシンクロさせるには、25万年の月日があれば十分なはず。
そして進化した身体はたかが4~5000年で変化するはずがないのです。
繰り返しますが、これは科学的根拠や遺伝子分野でも立証されていない仮説ですからね。