二黒土星(じごくどせい)の人は、何かにつけ忘れっぽい人であるといえます。
面倒臭いことは考えたくない、というさっぱりとした気質をしているため、大抵は時間と共に物事に対する執着心が薄れてきます。
その種類や価値にもよりますが、簡単に言えば「後がよければそれでよし!」という人です。
たとえ人とちょっとケンカをしたとしても、お互いに引きずらないのであればそれが一番という考えかたをするのです。
それこそ“面倒臭いことはキライ”という性質がそうした思想を生み出すのでしょうね。
ですので、相手がいつまでも過去を引きずるような場合には、二黒土星の人から距離をおくこともあるでしょう。
二黒土星の人と付き合っていると、普段は引っ込み思案だったり人見知りをするような人でも、知らないうちに心を開いていますようです。
それもそのはずで、二黒土星の人は自分を必要以上に飾らない人なのです。
そのことがわかると、どんなに警戒心の強い人でも心のうちを明かしやすくなるんですね。
地上にあるものが次々と変わり行く中で、大地(土性)はほとんど変化しません。
そうした不動の精神が、二黒土星の人の中には宿されているのです。
特定の事象に強い執着を見せることはありますが、二黒土星の人は基本的に面倒臭い考え方をするのがキライなんですね。