●土地が交通量の多い道路や交差点に面しているケース
環境によって人間心理は大きく影響を受けるものです。気の流れは陰陽のバランスが大切だといいましたが、気の流れの速度にも関係があります。気の流れのスピードは太極拳のあのゆったりとした動き、その手足の動きのスピードくらいです。
人ごみの中で、よく人とぶつかる人がいます。右によけようとしたら相手も同じ方向によけたので、こっちは左に向きをかえて事なきを得ようとしたけど、パスケのディフェンス状態になってしばしインド舞踊カクカク状態、お互い苦笑いしながらその場をそそくさと立ち去る…なんて経験よくあるんじゃないでしょうか。
これまでこの現象を相手の歩行進路を事前に察知する私の類稀なる予知能力のなせるわざと思い込んでいたのですが、どうやら思い過ごしのようです。予知できるなら、わざわざぶつかることもないだろう、と。ぶつかることを予知したら、よけられるでしょう、と。
そ、そうなんです。予知能力のなせるわざじゃないんです。人ごみでやたら人とぶつかる人もそうです。σ^_^;
格言に言う・・
【類は友を以て集まる(類は友を呼ぶ)】
【同気相求める】
似たもの同士なんです。
で、どこが似ているかというと、セコセコセカセカしているところです。歩き方がせっかちなんです。セコセココセコセセカセカ、お互いの気が同調(シンクロ)してしまうから、道端でインド風カクカクダンスを踊るハメになってしまうのです。
そこで!風水の話題から大きく外れますが、道端で不用意なカクカクダンスを踊らない秘訣をお教えしましょう。その驚くべき秘訣とは!
それは、ゆっくりと歩くことです。…がくっ。
※未だオチを言ってないんですから、変なことろでコケないでください^_^;
意識してゆっくり歩いてみてください。人ごみでも同様、そして進行方向をしっかり見据え、意識の中でこれから歩んでいこうとするその道筋をしっかりイメージしてください。前から人が歩いてきても反射的によけないでそのまま堂々とゆっくり歩いてみてください。
ポイントは三つです。
1、ゆっくりあるく(出来れば太極拳くらいのゆっくりした歩行)
2、自分からよけない
3、自分の前の進路に気の道筋ができているとイメージ
要するに自分の進路に気を通すということです。さあ、実際試してください、ぶつからずにスムーズに歩ける幸せを感じることでしょう。あるいはぶつかる回数ががぐーんと減ることに驚いてください。これが気の力なんです。そう、やたらぶつかる人というのは、今まで気の使い方が逆だったのです。
数メートル先に対向する人が歩いてきているとする、たとえばあなたが左に少し進路を変えようとする、その際無意識に対向者をあなたから向かって右側に寄せるイメージをしているわけです。相手が右に寄ってほしいという願望をイメージするわけです。
これは、あなたの気エネルギーを相手にとって左側に流すことになります。そうすると、相手はその気を無意識のうちに感知してその気と逆方向に、つまりあなたからみて左方向に進路を(無意識のうちに)変えます。だからあなたが左に寄ると相手もバスケのディフェンスのように目の前に立ちはだかることになってしまうのです。
ですから、相手がこっちに避けて欲しいと気を使うのではなく、自分が行きたい進路に気を使うのがコツなのです。そして、ゆっくりと歩くのがポイントです。正しい気の使い方をしても、セカセカ歩いていたんでは効果はありません。ゆっくり歩くことによって気の働きもついてくるのです。是非ためしてみてください。
実感すればわかります、これが目に見えないけど確実に作用する気のパワーなのです。枕が大変長くなってしまいましたが、気の流れの速度が重要な意味を持つことを理解してください。それでは、本題、交通量の多い道路や交差点に面している土地の問題を説明しましょう。
お家の前を車がビュービュー通る環境というのは、せっかく良質でたおやかな気の流れがあったとしても、車の往来で、乱されたり、持っていかれたりします。交差点があると交通の流れが間断であるため気の流れが安定せず、交差するため気もかき乱されてしまいよくありません。
車が走るということは風が起こり、気流の乱れが生じます。『風は気を散ら』す原理から、せっかくのお家の気を散らしてしまうのです。もっともそれ以前の問題として、騒音と排気ガスの影響があります。このような環境で心休まるわけがないのです。物理的観点で見ても問題があることがわかるわけです。