古来中国に伝わる格言にこんなんがある。
『一命二運三風水四積陰徳五唸書』
これは、人生の禍福を決定する優先順位を表したもんや。
一:命
二:運
三:風水
四:積陰徳
五:唸書
詳しく説明したる・・
一:命
天命のことや。『論語』為政そのニにあるやろ。子曰五十而知天命(五十にして天命を知る)。おっさんくらいの年になったら、いつまでもちゃらちゃらしてないで、天命を知れ、と。
誰でもこの世に生まれてきたゆうことは、それなりの天命を持って生まれてきたんやから、その天命に従って生きなはれや、と。天命に沿った生きたかをしてる人は、「ツイてない」とか「運が悪い」なんてことを思うことがないんや。せやから、天命に叶わん、ピントはずれなことをしてはるお方がいつもぶつぶつ自分の不幸を嘆いているんや。
まずは、天命や。あなたのお名前なんですかー♪(トニー谷)やないけど、真っ先に知るべきことは『あなたの天命なんですか』や。これがいわゆる『宿命』ちうことや。残念なことやけど、これは自分の努力で変えることはできまへん。生まれた瞬間に宿り、変更でけへんものを『宿命』ちうのや。せやけどこれは、四柱推命なんぞで知ることがでけるで。
二:運
毎年、毎月、毎日、日々めぐってくる運気をどう捉まえ、活用するかやね。運ちうのは、たとえれば川の流れのようなもんや、流れるプールのようなもんや。嗚呼~、河の流れのように~♪運命とは命を運ぶ、イノチを運ぶものや。美空ひばりの歌は、まさしく運命の歌謡曲なんや。
三:風水
さあ、ここでやっと風水の登場や。風水がすべてとおもてるレディース・アンド・ジェントルマン、おっとつぁん、おっかさん(トニー谷)風水は三番目やで。風水風水ゆうまえに、まずは天命と運を大事にしなはれや~
四:積陰徳
ま、これは陰徳積善ゆうとや、人に見せるための善行やのうて、むしろ善行は人知れずやるものや。よく神社や寺で寄進した人の名前がでかでかと貼り出されておるけど、この人たちは陰徳積善を実践しとる人やないちうことや。もっとも、名前が出てない人が陰徳積善の実践者ちうこともないけどな。なにもしてへん人は偽善者よりマシやちうことや。
五:唸書学問
これは、本をぎょうさん読みキッチリ学問するちうことや。良書を読み、どれだけ勉強したかちうことやね。
さあ、ではどうやってよい運命を呼び込み活用し、自分の願うとおりの人生を実現していくかというと、三番目以降の風水、積陰徳、唸書学問なんや。
つまり、風水を良くして徳を積み、本を読んで勉強する、ちうことや。ところで、このなかでもっとも運命を左右するのが「風水」なんや。風水の悪い環境で徳積をして勉強するより、良い環境で徳積をして勉強することが大事ちうことや。
逆にいえば、いくら徳積をして勉強しても風水が悪い環境にいたら、良い運命に変えることができない、ちうことや。三番目の風水というより、実はすべての基礎になる風水ちうことなんや。
ホンマの風水を知った者は、風水が迷信やとか批判されてもなんともない。反論すらしない。風水あっての運命やから、他の自称風水師を批判するより、自分の風水を良くして周りに良い影響を与えるのが先なんや。
せやから、インチキ風水師をみかけても批判すらしない。そういうスタンスや。なので、ホンマの風水が表に出ない理由はこないなところにあるんや。