今でこそ『風水』という言葉が一般市民に浸透しているんだけれども、風水風水ゆうても、なんちうか、人生いろいろあるように風水に対する捉え方はそれこそ人それぞれやね。
風水ブームのきっかけをつくったのは、なんといっても荒俣宏さんです。1994年、荒俣宏さんが『風水先生』という本を出してから、じわじわーっと広まったんや。
で、現在、風水といえば、ドクターコパ(Dr.コパ)こと小林祥晃さんの名前があがるやろ。本もようけ売れとる。
その他、李家幽竹(りのいえゆうちく)さんも有名やね。
では、いまさらやけど風水ってなんやねん、って聞くと、それこそ人それぞれの答えがかえってきまんねん。ちなみに、おっさんは仕事上で出会うことのある中国、台湾、韓国の人に初対面のときからズバリ聞きまんねん。
「風水てどないでっか~?」て。するとやね、ほとんどの人が
「シンジテマセン」
「ワカラナイ」
「アマリキニシナイ」
「ジェンジェンコウカナイヨ」
「フウシイ?テナンデスカ」
などなど、中国4000年の歴史本場中国の人の口から驚くような言葉が飛び出すんや。
さすがのおっさんもたまげたで。
ま、おっさんの付き合う人がたまたま占いやとか風水に関心ない人やったのかもしらんけど、にっぽんじんなら、占いやら風水の話題を振ると、まあそれなりに話が続くもんやけど、本場の人と占い談義をしたことなど一度もないんや。
おっさん個人の考えやけど、おそらく文化大革命の影響があるんやろなと思うで…(-_-;)残念なこっちゃ風水師と名乗る人でも、にんっぽん独自の家相とごっちゃにしとる人もいるくらいやから、一般市民が本当の風水を理解することは困難なのかも知らんね。
なかには、これぞ本物の風水だッ!とゆうて本を書いたり、ネットで亜流の風水を否定したりしとる人もおるけど、やっぱり大衆というのは、こ難しい理屈を並べて正統性を主張する人より、誰にもわかりやすく、やさしく、お手軽にできて、それでいて効果がでるものの方にいくもんなんや。
おっさんのように、納豆ご飯だけで一週間過ごしたら5kgも痩せたというハナシをしてしかも一食の原価は50円以下や、そんなお手軽でしかも効果てきめんの『納豆ご飯ダイエット』を広めようとしてもも、誰も見向きもせん。
それより、パッケージデザインとネーミングだけで飛ぶように売れるダイエット食品を5000円も出して買うのが一般大衆なのや。それを売ってるデブ社長はそのダイエット食品たべてへん!ゆうても、誰もおかしおもわないんや。それが、一般大衆や。
せかやら、おっさんも青筋たてて本当の風水とはッ!とかこれがホンマの四柱推命やッ!というのがバカらしくなったもうてな…
さあ、そんな何十人もの本場の人と出会って、いちばんためになったのは風水の発音を直されたこと、ってハナシはバシっとやめて、冗長な前置きやっと終わったところで、本題いきま~す。