中国における最も偉大な発見は『気』や。長い歴史を誇る中国では、約3,500年前の甲骨文字、約2,300年前の指南針、約1,900年前の製紙技術、約1,300年前の木版印刷技術等、世界に先駆けてのすばらしい発明、発見が古代よりなされてきたんやが、中国史上最も偉大な発見は、『気』なのや。
なんと約5,000年も前に、『気』ちう目に見えへんエネルギーを発見し、陰陽五行説等の中国思想における根幹的存在のひとつとして扱われてきたんや。
気がわいたちの身体内に流れており、体内における気の流れの良し悪しが、心身に対する健康の良し悪しに影響することは広く知られておるけどダンはん、気は大地にも流れており、大地の気の良し悪しが、居住者の健康と運気の良し悪しを大きく左右するのや。
●地理風水から宅気風水へ
風水の正式名称は『地理風水』や。本来そうした気のよい地域を探すための、2,200年ほど前から行われてきた古代中国的テクノロジーやったちうワケや。
せやけどダンさん現代になり、たとえええ気の宿る地域に居住しとったとしても、気の流れを寸断したり、邪気化する都市開発、気の質を悪くする環境破壊等の影響で、うちらを取り巻く住環境の気は、質も流れも悪化する一方や。ほんで今日、ええ気の宿る地域を探す地理風水ではなく、ええ気の住環境、ええ気の宿る『居住の気』、すなわちええ『宅気』を創り出す『宅気風水』が必要となるのや。