紀元前1000年に端を発する風水は3000年の長き歴史を経て現在も一部では重要な指針を決める方法のひとつとして重宝されています。
巒頭派にしても理気派にしても、事象と予測の因果関係がまったく無意味というわけではなく、そこには東洋的な哲学におけるロジックがきちんと成立しています。
ただ、現代の文化を支える科学や化学がそのロジックを証明できないというだけですね。
現在の化学や科学は発展途上であり、解明できない物理法則が数多くあります。
したがって科学的根拠がないという理由で風水を否定することはできません。
もしかしたら、100年後の科学や化学が風水を物理的に証明しているかもしれないのです。
風水を信じるのは個人の自由。
しかし、これまで説明してきたように風水、とくに理気派は巒頭派のロジックにさまざまな要素を加えて複雑化しています。
これらを簡潔にして、分かりやすく説明することは大切ですが、だからといって個人情報もないまま、「玄関に金モノを置け」的な情報を信じるのは、返って本当の風水から見れば間違った結果を招くことにもなりかねません。
スピリチュアルなことを言えば、技術の不確かな召喚者が円陣を使うと誤って悪魔や魔物が登場する、というのはよくあるケース。
いい加減な風水には十分、気をつけてくださいね。