風水で使われる語句には「風水地理五訣」よりも、もっと多く使われるものがあります。
それは「気」。
気の流れこそ風水最大の課題であるだけに、「気」という語句が多くなるのは当然の成り行きでもあります。
しかし、それこそ「気」は不可視要素が強いのですが、我々日本人も「気」という言葉は何気に使っています。
元気や病気、正気など自分の体調を表す場合や気を使う、気になる、気に障るなどコミュニケーションワードとしても使いますし、天気や大気、空気など自然現象を表す言葉としても用いられます。
不可視要素であっても、これらの「気」は一般的教養のある日本人であれば大概の人は理解できるはず。
ならば、風水における気の流れというのも、いきなり正面から突きつけられるとオカルティックで拒絶したくなる人も多くいるはずですが、不可視要素の「気」から考えていけば否定材料が見当たらなくなってきます。
するり、と日本人の精神部分に入ってくる「気」とは一体何でしょうか?
風水をさらに知るためには、日本人が考える「気」について、もうちょっと詳しくなっておく必要がありそうです。