さて、風水では決まった言葉が何度も出てきます。
水とか龍とか穴とか。
地相を見るために始まり、今では個人的な運まで司ることが多くなった風水はいろいろな要素が積み重なっていますが、その中でもとくに基本とされているのが「風水地理五訣」です。
先の上げた三つの他は砂と向。
5つの要素が影響しあう関係は陰陽五行説にも通じるところがあります。
それぞれをカンタンに説明しましょう。
龍が表すのは山脈や尾根筋といった形状を龍に例えることで、起伏があり、生き生きとした形状であるほど多くの「気」集まり、人々を豊かにするといいます。
逆に起伏がまったくない土地には「気」が集まらないので住む人の身分を低下させるそうで、これを「龍管貴賤」といいます。
穴は龍が作り出す形の意味があり、龍に囲まれた土地は「龍穴」と呼ばれて多くの「気」が集まるところとされています。
ただし、穴の形が「吉穴」であれば住む人を災難から守ってくれて尊ばれますが、形状が「凶穴」であると逆に住む人が災難にさらされることが多くなります。
このことから「穴」は福をもたらすこともあれば災いを招くこともあるという意味で「穴管吉凶」が使われます。