シンガポールの建築物と風水の関係性、もう少し続けます。
7頭あるうちでもっとも有名なマーライオン公演にあるマーライオン、東に向いているのは風水に沿っての設計で、運気を運ぶ龍の流れを塞がないようにマリーナベイ・サンズは3棟のホテルを作って運気の流れを通す穴が空いています。
極めつけはサンテック・シティ・モールにある巨大な「冨の噴水」でしょう。
サークル状から伸びる5本の柱が大地とつながっており、その周囲には5つのビル。
モチーフは5本の指と言われていますが、風水専門家に言わせると陰陽五行を表わしているそうです。
水に触れながら3周すると願いが叶うという都市伝説もありますが、こちらは風水とまったく関係なさそうですね。
きっと噴水を背にしてコインを投げ込む観光客が多いことでしょう。
旧ダイナスティホテルを買い取ったシンガポール・マリオット・ホテルも風水建築を取り入れています。
エントランスの通路両側は正面付近から水を落とすことによって運気を高めるという効果を持っていますが、オーチャードロードを挟んで対面にあるウィーロック・プレイスが風水的によくないということで風水戦争が繰り広げられています。
両方の対面にあるアイオン・オーチャードは悪い気を受け取らないためにビルを反射素材で覆っているとか。
似たような話、香港にもありましたね。