酉は『とりこむ』という言葉に通じ、商売では縁起の良いものとされていました。
各地の鷲神社では酉の市が行われます。
これは毎年11月の酉の日に行われるお祭りです。
熊手が売られている様子は、毎年テレビのニュースでも見かけます。
ワシが獲物をわしづかみすることからその爪を模したとも言われ、福や得をかき集める、わしづかみする、と熊手守りは商売繁盛の縁起物とされ有名になりました。
商売を営んでいる家などによく飾られています。
干支ではサルとイヌの間に挟まれています。
これは、12支を決めるために神様の御殿に向かっていた際、サルとイヌが喧嘩しながら向かっていました。
喧嘩しながらも間に酉が仲介に入り、何とか御殿までたどり着きました。
そのため、サルとイヌに挟まれているのだそうです。
また、そこから『犬猿の仲』という言葉が生まれました。
それを聞くと『とりこむ』と言うよりも『とりもつ』といった感じですよね。
ただ、そういうバランス感覚も商売繁盛には必要かと思います。