ウマは人に最も重宝がられてきた動物でしょう。
古代から人はウマに乗り、ウマで農耕もし、食用にもされました。
戦いでも騎馬は強く重要な位置を占めていました。
ウマというと競馬用のサラブレッドが最初に思い浮かぶでしょう。
あのように早く走るためのウマもいれば、運搬用に力のあるがっしりしたタイプのウマもいます。
ポニーのような小型のウマもいて、その用途に合わせて改良されてきました。
そのことからも、人がウマを重宝してきたことがわかるでしょう。
日本では競馬は平安時代から行われていました。
もちろん今のような馬券などのシステムはありませんが、勝者と敗者の間で物品のやりとりが行われていて、賭け事にはなっていたようです。
この頃から、娯楽として行われるようになっていったのです。
また、それまで行われていた騎射は流鏑馬などに発展し、神事や祭礼行事として行われるようにもなりました。
古代から、人のそばにはウマがいたのです。