インドに行って一番驚くのが、牛の多さです。
街の中に普通に牛が生活しています。
それも誰かに飼われているとかではなく、野良の牛が街中を歩いているのです。
それも、日本で目にする犬や猫よりもはるかに多くの数の牛が。
人々はそれを特に気に留める様子はありません。
そこに牛がいることが彼らには日常のことなのです。
インドでは8割がヒンドゥー教です。
ヒンドゥー教では、牛は神聖なものとされています。
ヒンドゥー教の創造と破壊の神『シヴァ』が牛に乗っていて、そこから神聖化されました。
そのため、ヒンドゥー教では牛を食べることなどありません。
殺すと罪に問われ、触ることすら恐れ多いと考えます。
それで街中を牛と人が共存しているのです。
牛は全てを創造する大地を表すものとされ、インドでは最も崇拝されている動物なのです。
あの牛の落ち着き、大地を表すと言われれば、そう思ってしまいます。
ちなみに、インドと言えばカレーですが、インドでビーフカレーはほとんど食べられません。
宗教によってマトンやチキンの入ったカレーはありますが、インドでは基本的には野菜のカレーが多いようです。