十干というのは、五陰五陽の考え方です。
天干と言われます。十二支と言う言葉は聞きますが、なかなか十干と言う言葉は聞きませんね。
十進法の係数に用いたもので、五行を陰陽に配し、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸としています。
この陰陽を兄弟つまり干支に見立ててできたのが、十干といわれるものなのです。
申(きのえ)・乙(きのと)・(丙)ひのえ・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)と言うように読みます。
十二支と言うのは、地支とも呼ばれます。
子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥、という十二文字の言葉で表されています。
1年12ヶ月をあらわしたもので、動物がそれぞれあてがわれています。
子は鼠、丑は牛、寅は虎、卯は兎、辰は龍、巳は蛇、午は馬、未は羊、申は猿、酉は鳥、戌は犬、亥は猪。
日本で古くから利用されてきた十二支。
毎年、今年の干支が来年の干支にバトンタッチする行事なども行われ、各地で、干支にちなんだ縁起物なども沢山作られています。
昔から日本に伝わる干支。
私達世代もしっかり次世代に、この干支を伝え、古くからの伝統をしっかり守っていきたいと感じますね。
⇒ 干支の性格