バーナム効果が成功する状況とは?

誰にでも当てはまるような曖昧で一般的な性格を表す記述を自分だけが当てはまっていると性格だと捉える心理的現象、バーナム効果は誰が行っても結果に導けるというものではありません。

またどのような記述でも成功するというわけでもありません。記述を行う、あるいは伝える人が権威的であることが求められます。

たとえば彼氏や夫が性格分類をしても聞く耳を持たない女性は多数いますが、その性格分類を心理学者や有名な占い師が言うと自分にぴったり当てはまると思い込む女性もやはり多数います。

たとえ、彼氏や夫が同じことを言っていても。

また否定的な記述だけでは影響を与えることができず、本人にとって前向きで肯定的な分析が多いほど成功率が高くなります。

つまり確証バイアスを応用するわけですね。

ABO式血液型性格分類はすでに日本人の中にしっかり根付いているという権威、それぞれの血液型に対する性格分類が比較的確立されているという確証バイアス、これらがABO式血液型性格分類をバーナム効果に導いています。

「あなたは他人に自分のことをすべてさらけ出すのは賢明ではないと思っています」

これ、確かに自分にも当てはまりますけれど、他の人全員に当てはまることだと思いませんか?

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