BPO(放浪論理・番組向上機構)はNHKと民放連によって設置された第三者機関で、視聴者などから問題があると指摘された番組・放送を検証して放送界の自律と放送の質向上を図るという組織。
いわばTV放映されている番組のお目付け役です。
そのBPOがABO式血液型を面白おかしく、時には一方的な科学的根拠で放映するのは好ましくないとお達しを出したことで、年間70本も制作されていたABO式血液型番組が一斉に姿を消しました。
2004年にBPOが発表した内容は以下のようになります。
「血液型の性格分類は大人が『遊び』と考えることはできるが判断力のない子供は信じてしまう可能性があり、人間の性格が規定されるという見方を助長するような番組が好ましくない」
だったら見ている大人が子供に注意すりゃいいじゃねーか!と思うのですが、その大人が番組を信じきって、しかも信憑性がないと分かると手のひらを返して「裏切られた!」と声を大にして叫ぶのですから、子供の教育以前の話です。
もっとも、TV局側からは「ABO式血液型の性格分類は根拠がないと立証されていない」と反論もありました。
すべて科学的根拠が必要になったらUFOも雪男も放送できませんよね。
バラエティがつまらなくなったのは制作側のせいでしょうか、それとも視聴者のせいでしょうか?