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協力者に対して自分の望みを明らかにせよ

自分の部下、あるいは自分の協力者になりそうな人には、自分が何を望み、どのようなことを欲しているかを明らかにしておく必要がある。自分の望みを相手に強要することは、しばしば逆効果になりやすい。しかし、だからといって、それを不明確なものにしておくと、相手はどのようにすれば、あなたの希望にそうのであるか判断のしようがないではないか。

大切なことは、相手にこちらの望みの何たるかを知らせておき、次に、相手にそれをしたくなるような気持ちにしむけることである。それには、自分に対し好意を持たせるようにすれば良い。好意を持たせるようにするには、相手に喜びを与えれば良い。その喜びを与えるには、相手の五つの本能の内どれかを充足させてやれば良い。

他人の批判を恐れるな

世の多くの人は、失敗を恐れるあまりに、志しを捨ててしまう。そして、望みは達或されないために、真の失敗者になってしまうのだ。だが、これもよく考えてみると、これらの人は、失敗そのものを恐れたというより「その失敗に対する世人の批判を恐れた」という場合が圧倒的に多いものである。

大多数の人間は、世間の批判を恐れるあまり、親類や友人、マスコミの意見などに影響され、結局は自分の望んだ人生を送れなくなってしまうものだ。

これは「期待される社会的人間像」をその人が演じようとした結果である。周囲の人々の期待のためにだけ、自分の人生を使おうとするのは、バカげた行為であるといって差しつかえない。 続きを読む 他人の批判を恐れるな

成功イメージ瞑想の習慣を持てば、いつの日か実現する

名前を特につけて呼ばなくても、過去の偉大な成功者たちは、みな「瞑想」あるいは「祈り」の習慣をもっていた。

それは、座禅やヨガのように、ちゃんとした形式を持っていないものかも知れないが、たとえば、ソファーにゆったりと身を沈め、静かに身も心も解放し、宇宙的エネルギーと同調するような心身一如の休息をとっていたのである。また、毎朝必ず神仏や太陽を拝み、無事と繁盛を願った人々もいる。

このような習慣を持つ人は、時としてアイデアや機智に恵まれ、また、心的態度に落ちつきも出るので、これが余裕となって人心を魅きつけるもととなり、こうして成功への道を着実に歩むことになるのである。 続きを読む 成功イメージ瞑想の習慣を持てば、いつの日か実現する

大衆に奉仕するアイデアこそ、大成功に導く

アイデアとか、一寸した思いつきというものは、とてもひ弱で、生れたと思うとすぐ死んでしまいがちなものである。それは正に、その名のとおり「ひらめき」であり、一瞬ひらめいたと思うと、すぐ永遠の闇の中へ消え去ってしまうのだ。

ここで勧めたいのは、メモする習慣である。何かひらめいたら、すぐそれを書きとめよ。そして、折りにふれて、そのメモを読み返してみよ。いまだ力を得ない人たちに、成功へのチャンスを与えるものは、このアイデアの働きによってなのである。

生れたアイデアは、生き残れるように、すぐ手当てをほどこさなければならない。次には、そのアイデアをもととした思索の発展が必要である。そのアイデアを現実に適合させるための障害は何か。 続きを読む 大衆に奉仕するアイデアこそ、大成功に導く

アイデアは質ではなく量を多くせよ

大量のくず石の中から、ごく僅かのダイヤモンドが得られるように、アイデアというものの大半はくず石であり、その中で使えるダイヤは少量である。といって、くず石を掘ることを恐れていては決してこのダイヤに行きあたることはないことを思い知るべきである。

アイデアは質ではない。それは量で勝負すべきなのだ。文豪といわれる作家の作品群の中には、かなりの駄作があるものだ。しかし、その大量の駄作の中から、世人を魅了する名作は生れたのだ。 続きを読む アイデアは質ではなく量を多くせよ

計画を検討する習慣を身につけよ

アイデアが成長してきたら、次にそれを実現化するための計画がねられなければならない。この計画はなかなかうまく行かないかも知れないし、またそれを実行に移しても、いろいろな障害が生ずるかも知れない。そしてそれは当然なのである。

なにしろ、アイデアとは、それが良きアイデアであればあるだけ、この世のことに対しては未経験で、つまり世間知らずなのだから、何かとうまく行かないのは当り前なのだ。しかし、ここで挫折してしまっては、やはり成功者への道を自ら閉ざしたことになってしまう。

がっかりした時、そんな自分の気分を引きたててくれるものは、燃えるような欲望の火である。未来の願いについて思いをこらし、それへの達成を夢見るのだ。 続きを読む 計画を検討する習慣を身につけよ

生理的不快感を他人に与えるな

成功者といっても、非常に異なったいろいろのタイプの人がいる。たとえば、芸術家などには、奇人変人などと呼ばれ、服装に無頓着、また見るからに不潔たらしい、ポサボサの髪の毛などという人も少なくはない。

しかし、ここで、ごく一般的な意味での成功を目指す者にとっては、人々に不快な感じを与える風態は、大きなマイナスとなることを指摘したい。例えば、匂いである。風呂に長く入らず異臭をただよわせているなどとなると、生理的にも人々はこの人の周囲から遠ざかるであろう。それほどでなくても、足むれ、わきがの人は、たえずその部分を清潔にし、消臭剤を用いるなどの配慮が必要である。 続きを読む 生理的不快感を他人に与えるな

想像力は成功するための力である

個人を成功への道へと向わせる推進力は「想像の力」である。だから、想像力が豊かになるということは、成功への距離が更に短くなったという意味になる。

ではどうすれば、その想像力は豊かになるのであろうか?まず、リラックスして、思索する時間をもうけなくてはならない。次に、自己暗示を自分の潜在意識に向って与えることである。

これは、自分の願いが必ず叶うと、自分の心にくり返し命ずることである。この二つの行動は、日常習慣化されなければならない。これが習慣化されれば、潜在意識はやがて、その人の想像力を刺戟して、素晴らしいアイデアを生み出させるのである。

アイデアが生じたら、直ちに行動せよ

素晴らしい想像力も、専門的知識がそこに加わらなければ、それはたんなる思いつきとして生れ、そしてじきに消えてしまうものである。

といっても、私たちは、あらかじめ専門的知識を数多く身につけていなければいけないというわけではない。アイデアが生じたら、そのアイデア自身が専門的知識を求めるのである。

どんなすぐれた知識も、それ自身はたんなる材料にしか過ぎない。大切なことは、それらの知識をいかにうまく組み合わせ、そのアイデアを生かし、この世に送り出すことが出来るかどうかである。

だから、アイデアがひらめいたら、それを実現するための知識をまず探し求めねばならない。

成功を求める気持ちを強くせよ

結局のところ、それは二つの考え方の争いの結果にしか過ぎない。つまり、失敗と成功である。これは「失敗を恐れる気持ち」と「成功を求める気持ち」の闘いなのだ。失敗するタイプの人は、失敗することを恐れる気持ちの方が、成功を求める気持ちよりずっと大きい。だから、失敗が成功を制圧してしまうのである。

こういう人は、何か障害が生ずれば、直ちに後退してしまい、そしてその障害をその後退の口実にするのである。実際に、失敗者は、その失敗に対して言い訳上手なものである。彼はどうしてもそれが不可能であったというように、非常にうまく弁明する。しかし、成功者は成功を思う気持ちの方がずっと強いから、失敗について考えている暇がないのである。

未来に配慮しながら成功についてのみ思え

失敗を思わず、ただ成功のみを考えて、楽観的にしていさえすれば良い、これが成功哲学である、と考えてしまう人がいる。これはとんでもない誤解である。それは未来に対する甘えにしかすぎない。失敗について考えるな、ということではなく、「失敗について恐れるな」といっているのが成功哲学なのだ。

あらゆる最悪の事態を想定し、分析し、自己の守備範囲を明確にした上で、腹をすえてそれに取りかかれば、最早、心配する必要はなくなってしまうのである。古語に「遠き慮り無ければ、近き憂いあり」とあるように、未来に対する心こまやかな配慮は常に必要である。そのような配慮をした上で、成功についてのみ、イメージを思い浮かべよといっているのだ。

個人主義的な信仰を持て

一代で巨富を築いたスーパー成功者には共通した特質が幾つかあるものだが、その一つに「祈りの習慣」がある。実際のところ、彼らにはそれぞれの信仰する神仏があることが多い。たとえば、大黒さまとか観音さま、弁天さまがその代表である。これらの像などを、必ず毎日拝み、祈念するのである。

しかし、考えてみれば、この世に信心深い人は多い。また、信心深くても、必ずしも成功者とならないことも事実である。ところが、これらの成功者の信仰と、凡人あるいは失敗者の信仰のそのあり方を比べてみると、そこには大きな違いがあることに気がつくのである。 続きを読む 個人主義的な信仰を持て