和太鼓は外国でも人気があります。
外国人は日本に日本らしさを求めています。
しかし、実際に日本に来ると、外国人の思う日本らしさはあまり見当たりません。
町で普通に忍者や侍がいるわけもなく、普通の現代的な町並みが少し残念に思えてしまうようです。
そんな中、やはり人気があるのが江戸村や、芸者、寺院、日本の古典芸能などです。
日本ならではのものが好まれます。和太鼓もその一つです。
ドラムなど、各国にも太鼓はありますが、和太鼓の迫力は随一でしょう。
日本に旅行に来る外国人は和太鼓に釘づけになり、留学生でも和太鼓を習う人も多いのだそうです。
また、創作和太鼓などを行っている団体も、海外で活躍しています。
日本よりも海外で評価の高い団体も多く、プロはもちろんですがアマチュアの団体でも海外で演奏を行うこともあるぐらいです。
1975年に鬼太鼓座が海外公演を成功させ、それから和太鼓が世界に広まっていきました。
今では和太鼓は国際交流にも一役を買っているのです。
実際に海外で和太鼓を演奏すると、新鮮に感じるからか、日本人よりも良い反応をしてくれます。
日本で和太鼓を習った外国人が帰国後に和太鼓を広めてくれたり、海外に住む和太鼓演奏者がその国で和太鼓を教えたりと、海外で和太鼓をやっている人もいます。
和太鼓は日本を代表するものなのです。
和太鼓を始めたのなら日本代表であることを意識して、外国の人にも日本の魅力が伝わるよう、いなせに叩きましょう。