太鼓を思いっきり叩けるのは、防音設備が整ったスタジオや発表の場ぐらいしかありません。
いくら手元に太鼓があったとしても、叩く場所は限られてしまいます。
スタジオを借りるにしてもお金が必要となり、そう毎日借りるわけにはいきません。
しかし、練習は必要です。
上達するには叩くことが一番なのです。
練習したいけど、なかなか音を出す場所がない、と悩んでいる人は多くいます。
よく聞く練習法は、本や枕、段ボールなどを太鼓に見立てて叩く方法です。
これならば音は響かずに済みます。
ただ、枕を破ってしまうことも。
思いっきり叩くのなら、厚手の雑誌などがいいでしょう。
それでも、やはり本物の太鼓を叩きたいと思うかもしれません。
実際に太鼓を持っていたり、団体で練習したいけれどスタジオが取れなかったりすれば、叩きたい気持ちがうずいてきます。
太鼓に毛布を被せて叩く方法もあります。
ただ、これも毛布の毛が舞ってしまったりして、毛布もダメになってしまうのでお勧めできません。
そんな人には、消音パッドがいいでしょう。
消音パッドとは、太鼓の皮の上に乗せれば、音が響かなくなるものです。
実際の音も出ませんが、太鼓を叩いている気分も味わえ、練習になるはずです。
ただこの和太鼓専用の消音パッドは、数万円と結構値が張ります。
ドラム用のものの方が安いので、それを切ったり工夫して使っている人もいるようです。
近所迷惑にならないよう、静かに和太鼓を叩きましょう。