太鼓の中には、太鼓を持ちながら叩くものもあります。
太鼓を肩から下げて叩く、担ぎ桶太鼓です。
桶太鼓は紐締めのものが主流で、比較的軽くできています。
その桶太鼓にストラップを付け、肩から担ぎながら叩くのです。
そしてバチの握り方が変わっていて、片手は普通に握りますが、もう片手はペンを持つように握ります。
これはその手は上から振り下ろす形になるためです。
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鼓笛隊の太鼓のような感じです。
そして50センチ前後と幅はあるのですが、両面を叩くこともあります。
近年ではよりリズミカルになってきていて、サンバのようにも聞こえてきます。
そのリズムが人気で、担ぎ桶太鼓を始める人も多いのだそうです。
阿波踊りの大太鼓は、盆踊りなどの胴太鼓を短くした平胴太鼓と呼ばれるものを使います。
それを体の正面に垂直に担ぎ、両面を叩くのです。
阿波踊りは、踊りながら街中を練り歩きます。
そのため、太鼓も一緒に行進できるように担いで叩く形になったのです。
幅はなくとも大きな太鼓なので、決して軽くはありません。
それを行進しながら、リズムに乗りながら叩く様は、迫力があります。
担ぎ桶太鼓も、阿波踊り大太鼓も、大事なのは腰です。
担ぎながら叩くのですから、重心をしっかりしていないと、良い音は叩けないでしょう。
また、体勢が悪いと腰も悪くしてしまいます。
体の正面で、しっかりと腰を入れて叩くことを心掛けてください。