和太鼓を叩くとき、どこの筋肉を使うでしょうか?
もちろん、腕は使います。
しかし、腕だけだしか使わないと、良い音は出ません。
遠くで聞いているとわかるのですが、音が軽く感じてしまうのです。
敢えて軽い音を出したいのならともかく、太鼓の魅力は低く響く音です。
聞いている人が耳だけではなく、体で感じるような音が良い音なのです。
では、どうしたらそんな音を出せるでしょうか?
それは、全身を使って叩くことです。
腕だけではなく、体重を乗せて体を使って叩くのです。
そうすれば良い音が出るはずです。
野球でも良い球を投げるピッチャーは、下半身を使って投げています。
そうすることで、指先に力が乗って良い球が放たれるのです。
それと同じです。
良い音の太鼓を叩いている人は、必ず全身を使って叩いているでしょう。
大事なのは下半身、そして腰です。
重心を低く下ろし、腰を使って体重をバチに乗せます。
そうすれば重く良い音が鳴るはずです。
それを意識して叩くと、叩き終わった後に疲れが足に来るでしょう。
腕だけではなく、太ももも筋肉痛になるかもしれません。
それが正しい太鼓の叩き方なのです。
良い音を出したいなら、下半身も鍛えなくてはいけません。
和太鼓は全身運動なのです。