和太鼓のことを英語に訳すと『ジャパニーズドラム』と言います。
和製ドラムということです。
よく和太鼓をやっていたからドラムが叩ける、あるいはドラムをやっていたから和太鼓が叩けると思われがちです。
しかし、そんなことはありません。
確かにどちらもリズム感が大切なのですが、この二つにも違いがあります。
一番の違いが、ドラムは足を使うという点です。
和太鼓は両手で叩きます。
しかし、ドラムは違います。
ドラムセットにはバズドラムというのがあり、これは足でペダルを踏んで叩くものです。
つまり、そのバズドラムがあるので、足も使わなくてはいけません。
和太鼓を叩いているとつい手だけでリズムをとってしまうので、ドラムを叩くときに戸惑ってしまいます。
また、和太鼓は基本的には立って叩きますが、ドラムは座って叩きます。
それも大きな違いです。
叩くときの力の伝わり方が変わってくるからです。
立って叩いていると、体全体を使えますが、座って叩くのは慣れるまでは難しいでしょう。
似ていると思われがちな和太鼓とドラムですが、まるで違う楽器だと思った方が上達はするはずです。
培ってきたリズム感だけは活かして叩きましょう。