和太鼓と聞くとどんなものを思い浮かべますか?
祭りなどのやぐらの上で叩いている太鼓?
数人の団体で叩いている太鼓?
歌舞伎や民謡などで叩かれている、小さな太鼓?
大体、このような太鼓を思いつくのではないでしょうか。
やはり一般的な和太鼓のイメージは、宮太鼓と呼ばれるもので、胴の木をくり抜いて前後に皮を鋲で張ってあるものでしょう。
『太鼓の達人』で使われているタイプのものです。
この宮太鼓ですが、小さいものでもそれなりの大きさで、しっかりした音が出ます。
小さくても皮の部分の直径は30cmぐらいあり、大きなものだと2m近くにもなるのです。
祭りなどで使用されるものは30~60cmぐらいのものが主です。
数人で叩くものを創作和太鼓と呼びますが、ここでは大小様々な和太鼓が叩かれ、大きなものも目にすることがあるでしょう。
大きく響く太鼓の音は、人を惹きつけます。
だから主役になり得るのです。
やぐらの上で盆踊りの音楽に合わせて叩いている太鼓。
大人数で一斉に叩いている太鼓。
見たり聞いたりしていると、心を掴まれてしまいます。
そしてもちろん、叩いている人も太鼓の魅力に憑かれているのです。