『少年八木節』という曲があります。
盆踊りの中では有名な曲ですが、この曲は太鼓が変わっています。
通常の四拍子の『どどんがどん』はあまり使用しない曲なのです。
拍子としては四拍子なのですが、歌の部分は基本的に木の胴の部分を叩きます。
そしてたまに『どどん』と皮の部分を叩くのです。
『タッタカタッタタッタカタッタどどん』といった感じです。
そして歌の部分が終わると演奏のみになり、そこは通常の四拍子の太鼓になり、盛り上がります。
つまりサビの部分は歌がなく、そこに向けて歌が静かにある、という曲なのです。
この曲は異質で、それを知らなければ叩けないでしょう。
四拍子なので、関係なく『どどんがどん』だけで叩くこともできます。
しかし、一度ちゃんとした八木節を聞いてしまうと、それでは物足りなく感じるでしょう。
盆踊りを踊っている人からも『チッ』と舌打ちをされてしまうかもしれません。
この曲も覚えてしまえば難しくはありません。
ただ、『どどん』と叩くタイミングがずれる箇所があったりするので、そこに気をつけましょう。
そしてサビの入りのタイミングにも。
それさえ気をつければ、叩いていても楽しい曲です。
八木節を好んで叩く人は多くいるのです。