基本的に太鼓を叩く人は一人です。
しかし、一人で『どどんがどん』と『タカタッタ』を叩くのは、最初は難しいかもしれません。
そんなときは、誰かに応援を頼みましょう。
『どどんがどん』は自分で叩き、『タカタッタ』は人に叩いてもらうのです。
横にいてもらえば胴の木の部分を叩くことはできますし、他にも床や、やぐらのてすりなどを叩いてもらっても構いません。
そうすれば『どどんがどん』だけに専念できます。
逆に自分の周りで『タカタッタ』まで叩けない人がいたら、協力してあげましょう。
他に摺鉦(すりがね)という楽器もあります。
金属製の打楽器で、当たり鉦(あたりがね)とも言われます。
手のひらに納まるぐらいの大きさで、灰皿のような形をしており、その中を叩く打楽器です。
チンドン屋の人が叩いているのを見たことがあるかもしれません。
この摺鉦を、祭などでこれを使うところもあります。
『どどんがどんタカタッタ』と同じリズムで叩くと太鼓とは違う高音が出て、音に厚みが出ます。
これを叩いている人がいれば、『タカタッタ』は叩かなくても気になりません。
ただし、同じリズムで合わせないとごちゃごちゃしてしまいますので、注意してください。