盆踊りを見ていると、やはりそこに混じってみたいと思うでしょう。
しかし、踊りに混じるのだって、どうしたらいいのかわかりません。
輪の中に勝手に入ってもいいのでしょうか?
盆踊りの踊り子さんたちは、幾つもの輪を作って踊っています。
祭によっては、やぐらの上に乗って踊っている人もいます。
やぐらに乗って踊っている人は、やはりちゃんと練習している人たちです。
その踊りを見て真似て踊る人もいるので、上手に踊れなくてはいけません。
中心はそのような踊り慣れている人が主です。
しかし、外側の輪には見よう見まねで踊っている人も多く見られます。
つまり、その辺りでならば勝手に踊っていても構わないのです。
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らないと損です。
それに比べて、太鼓を叩いている人は、基本的に一人しかいません。
勝手にそこに行って叩いてはいけません。
ちゃんと認められた人でしか叩けないのです。
ではどうしたらいいのでしょうか?
太鼓を叩いている人には、大きく分けて二種類の人がいます。
一つ目はどこかの団体に所属している、プロやセミプロの人。
このような人たちが叩いている祭では、その団体に所属しないと叩かせてくれません。
もう一つが、その地域の住民が叩いている祭です。
この場合はその地域に住んでいれば叩くチャンスはあります。
しかし、事前に申し込んだり、練習に参加する必要もあります。
ぶっつけ本番で叩けるほどではないので、当然ですよね。
つまり、祭で太鼓を叩くには、その道の団体の門を叩くか、地元の祭を運営している人にお願いするかになります。
踊りと違って、なかなか狭き門なのです。