現在、中古車市場で高い人気を維持しているのは小型乗用車枠、つまり5ナンバーサイズのミニバンと軽自動車のトールワゴンです。
どちらもコンパクトであり、ユーティリティに優れていて、しかも経済的で大人数が乗れるという共通点がありますね。
自動車が便利な道具として認められるのは嬉しい半面、走行性能を楽しむ需要でないことに一抹の寂しさを覚える中高年も多いことでしょう。
ともあれ、中古車市場でもこの2車種は売れ筋商品なのでリセールバリューの高い車でもあります。
業者間で中古車を売買する時は、公正な査定士による評価点が目安となります。
この評価点の基準となるのが走行距離で、最高のS点は1万km以内、次点の6点は3万km以内、3番目の5点は5万km以内となっています。
4番目は4.5点となり、走行距離も一気に伸びて10万km以内が基準です。
リセールバリューにおける走行距離は、この5点までが有効範囲内で、5万kmを超えると一気に買取価格が下がってしまいます。
リセールバリューを考えて効率よく中古車に乗るなら、3万km以上走行した車を購入、5万km以前で再販することが車にかけるお金を極力、低く抑えることにつながるわけです。
もちろん走行中は再販を考えて、できるだけ車の状態をきれいにしておく配慮が必要となりますが。