基本骨格を修理・交換した修復歴ありの車を見分けるもっとも初歩的な方法は外観をよく見ることです。
どことははっきり分からないけれど歪(いびつ)なイメージを少しでも感じたら、ボディ全体をしっかりと観察してください。
たとえばボンネットとフェンダーの隙間が均一ではない、ドアを閉めた時にドアがほんの少しだけ下がっている、トランクとボディの隙間間隔が左右違っている、などと細かいところに車本来の姿とは違った違和感を覚えるはずです。
そういった車は修復歴ありの車である可能性が強いので、次にボンネットを開けて、フェンダーが取り付けてある部分、ラジエターを取り付けてある部分をチェックしましょう。
フェンダーを取り付けているモノコック部分はインサイドパネルと呼ばれる箇所で、ここを修理・交換するとボルトを外さなければなりません。
ボルトの山にレンチの跡がある、再塗装した形跡があり他のモノコック部分と色が違う、などといった点を発見したら修復歴を疑っていいでしょう。
ラジエターを取り付けているモノコック部分はラジエターコアサポートと呼ばれる箇所で、正面衝突を起こすと必ず、ここのモノコック部分が歪んでしまいます。
このコアサポートもインサイドパネルと同様、ボルトの山や塗装に気をつけてチェックしてください。
関連記事(一部広告含む):
- モノコック構造は車の基本骨格!失敗しない中古車の選び方
- モノコックを修理・交換すれば「修復歴あり」!失敗しない中古車の選び方
- SUVはラゲッジルームに注目!失敗しない中古車の選び方
- 壊れなくなった日本車!失敗しない中古車の選び方
- リサイクルに長けていた庶民の暮らし!失敗しない中古車の選び方