では、そろそろ実際に中古車を購入する際の注意点に話を移しましょう。
どのような中古車のタイプを買う場合でも、できれば避けたいのが事故車です。
すべての事故車が劣悪ということではありませんが、事故の状況によっては修理をしてあっても元通りにならず、走行に影響が出たり、購入後に修理箇所がいろいろ出てきたり、と高い買い物になるばかりか安全面でも危惧しなければなりません。
衝突による事故で、それを修理した車は「修復歴あり」という表示が義務づけられていますが、事故車の定義は衝突だけでなく、冠水車、鉄粉被害者、塩害車、降灰車があります。この4つの事故車は衝突ではないので修復歴が義務づけられておらず、自分で判断するしかありません。
修復歴が表示されておらず、格安の車が販売されている時は販売店に格安の理由を訪ねた方がいいですね。
良心的な店舗ならば格安の理由をきちんと説明してくれます。
また、衝突による修理を行った修復歴ありの表示は、中古車の買取り業者、販売会社ともに見落としていることがあります(修復歴ありは義務付けられているので、良い方向に解釈しましょう)。
気に入った車に修復歴の見落としがあるかもしれませんので、やはり自分の目で確かめることが大切です。