最近の日本車、ホントに壊れなくなりました。
60年代、70年代の日本車なんて10年10万km乗るとモノコックやシャーシに亀裂が入ったり、エンジンそのものが致命的故障を起こしたりして寿命が尽きたものです。
車検制度で10年を超えた車でも2年毎に更新すればよいことになったのは1995年、つい最近のことです。
それまでは長く10年を超えた車は1年毎に車検を受けなければなりませんでした。
1980年代は日本のモータリゼーションも花盛りで、バブル景気に合わせてスペシャリティな車が次々と登場しましたが、そんな華やかな水面下では車の品質を高めて海外でも通用する車作りをメーカーが推進しました。
この頃からです。
日本車が10年以上、10万km以上乗っても壊れにくくなってきているのは。
新車を買う際、乗っていた車は下取りに出されますが、壊れにくいため廃車とならず、中古車市場に出回ります。
1990年代後半になると、中古車販売登録台数は新車販売登録台数を抜くまでに広がりました。
この傾向は新車と中古車の販売台数こそ拮抗していますが、依然、続いています。
現在は1980年代のように華やかではありませんが、節制的な意味でのモータリゼーションが盛り上がっています。
節制の意味では新車よりも実用性十分の中古車ですよね。