映画は今まで数多く撮られてきました。
その数は何万本、何十万本とあるでしょう。
そんな中、ハリウッドもそうですが、日本でも最近では映画オリジナルの作品というのは少なくなってきました。
映画のために作られた物語ではなく、小説やマンガなどを映画化したものが多く見られます。
映画のネタが尽きてきた、ということもあるかもしれませんし、ヒットした原作を映画化すればヒットするだろう、という安易な考え方もあるかもしれません。
しかし、ヒットした原作を映画化するということは、意外とリスクがあります。
小説にしろ、マンガにしろ、読者は登場人物を勝手にイメージします。
それを映画化で俳優が演じると、多かれ少なかれ落胆する人はいます。
この役者のイメージじゃないんだよな~、と。
それにマンガではペン一本で何でも描けますが、映画だとそうはいきません。
アクションシーンがチープになってしまったり、時間の問題で物語を大幅にショートカットや変更しなくてはいけなくなったり。
なかなか原作を超えるような映画作品は生まれません。
しかし、稀に原作に忠実で見劣りしないものや、原作を超える作品が出てきます。
映画は映画の良さがあり、小説やマンガにはそれぞれの良さがあります。
それをわかって作っている作品が、成功しているように思います。
原作が好きな作品であれば、映画も観てみるのも面白いです。
好きな映画の原作、好きな原作の映画、見比べてみましょう。
それぞれのシーンや台詞、そういうコアなところに注目すると、また違う楽しみ方ができるかもしれません。