クラシックは、実は生活の中でよく耳にする機会があります。
テレビなどのBGMで使われることもありますし、電話の保留音や、駅のホームで電車が出発する際に流れる駅もあります。
聴いたことのある曲も多くあり、ベートーベンやシューベルト、バッハなどの作曲家は、顔もわかる人が多いでしょう。
学生の頃、音楽室には肖像画が飾られ、音楽の授業ではよく聴かされていたのではないでしょうか。
しかし、子供の頃はその良さがなかなかわからなかったかもしれません。
テレビで流れているポップな音楽の方が良いと思ったり、授業中、クラシックが子守唄のように眠りを誘っていたでしょうか。
確かに退屈に思うのもわかります。
歌がないので歌詞を聴くこともできないですし、曲も長く、曲によっては眠るのにちょうどいいテンポだったりもするでしょう。
子供の頃にクラシックの良さを理解するのは、難しいことだと思います。
しかし、大人になってから聴くと、意外とその良さに気が付くことがあります。
クラシックは純音楽とも言って、そこに音楽の要素が全て詰まっているのです。
歌詞がない分、その音楽が物語になっているものも多くあります。
気持ちやストーリーを、音のみで表現しているのです。
しかもその曲は、指揮者の解釈によっても姿を変えます。
クラシックは今まで多くの人に語り継がれ、研究されてきました。
それだけ魅力的で、奥が深いのです。
食わず嫌いはやめて、試しにクラシックを聴いてみましょう。