まずは信頼できる特許事務所を選ぶことから〔その3〕!特許のプロを味方につける

■自宅にいながら「特許事務所」が検索できる便利な時代

実は「弁理士会」のホームページでも、特許事務所や弁理士の情報を検索することができます。取り扱い専門分野別、技術別、また住所別にも、弁理士を探すことが可能です(「弁理士リスト検索システム」)。

それから、弁理士には「弁理士登録番号」というのがあります。これは、弁理士が登録された順番に付けられる番号のことです。

だから、一般的に小さい番号では年輩の弁理士、大きい番号では若い弁理士といった情報もここから分かります。

また、今はほとんどの事務所で、ホームページを出していることが考えられます。だから、気になる特許事務所があれば、その名称などから検索をしていって、その特許事務所に関する詳しい情報を、自宅のパソコン上から調べることもできるのです。

個人の発明家にとって、特許事務所を選ぶ際に気になるポイントは、おおむね次のようなものでしょう。(それを、実際に選ぶさいの「チェック項目」の形式にしてみました)

■相談に訪れる「特許事務所」選びのチェック項目(ホームページや電話から分かる情報)

□1.「所在地(相談に訪れるにあたり、比較的利用しやすい距離にあるか)」
□2.「主な技術分野(どんな分野での専門家を揃えているか。多分野か?)」
□3.「とくに相談しようとしている発明に関する、その道の専門家がいるか」
□4.「国内実績出願代理件数」
□5.「主な国内顧客(と主な海外顧客)」
□6.「(電話での)応対が丁寧。説明が具体的。料金体系が明瞭」
□7.「所長の専門分野・プロフィール・人柄など(判断材料として)」

なお、これは特許事務所を訪れる前の「チェック項目」です。つまり、ホームページや電話での様子などから分かりうる情報から、選ぶ基準をピックアップしたものです。

契約を交わすかどうかは、実際にその特許事務所を訪れてみて、よく話を聞いて、それから決めることです。訪れた後は、事務所内の雰囲気も分かりますし、また見積もりなども出してもらえるので、さらに判断材料がそろいます。

長くつきあうことにもなる特許事務所です。やっぱり「パートナー選び」には慎重でありたいものです。

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