以前、私が売り込みの手紙と一緒に、企業に送付していたアイデアの企画提案書には、以下のような項目を設けていました。
「発明の名称」、「出願日」、「発案日」、「試作品の有無」、「試作日」、「知的所有権登録番号」、「商品化時のネーミング案」、「商品の分野」、「スポンサーとの希望契約形態」、「発明者名」、「その職業」、「連絡先」など。
そして各項目には該当事項を記せる空欄を付していました。さらに、それらの項目の下に「新製品企画書」という見出しを設け、そこに「商品名」「発明の構造」「価格」「材料」「発明のセールスポイント(概要)」「従来品との比較」などの項目をつけて、そこにも、それぞれの説明を簡潔に書くための空欄を設けておきました。
そうした様式のものを作って、それを使用していたのです。また、これとは別に「発明品の効用(参考用)」という項目で、B5用紙大の紙面に、発明アイデアのアピール文章を書いたものを、提案先の会社に送ったりもしていました。
いまから思うと、少々綿密すぎる感もありますが、それでも、返事を頂いた幾つかの会社からは「企画書が見やすかった」とか、「こういうフォームは理想的です」など、思わぬお褒めの言葉を頂きました。
当時、このように項目ごとに要点を記した「アイデアの提案書」は珍しかったということです。
次に、参考用として「アイデア企画・提案書」の一例を掲げておきます。(あくまで参考用。サイズはA4が望ましい)
年 月 日( )送付
アイデア企画・提案書
企画・提案者名(連絡先):
1.発明アイデアの名称案:(特許出願の有無:有・無)(試作品の有無:有・無)
2.アイデア品のメリット:
セールスポイント:
従来品と比較すると:
こんなに便利です:
3.アイデア品の構造・材料:
4.アイデア品の商品分野:
5.アイデア品の定価(予想):
6.アイデア品の応用例:
発明アイデア品の写真
写真の説明(1)(2)(3)